画像読み込み中
しばらくお待ち下さい
トップページ 格安印刷について
前のページに戻る

「縁なし印刷」でA4チラシを作る

ネットを使って自前のチラシ印刷を身近にするために
「塗り足し」について(情報ご提供)
平成25年2月

実際に印刷会社に入稿する場合は、近年では印刷会社側が素人の私たちの入稿レベルに合わせる努力をしてくれていますが、原稿を作る私たちにも多少の知識が必要になります。このページでは、「縁なし印刷」でA4チラシを作る、を例に「塗り足し」について述べています。

1.縁なし印刷とは……一回り大きな紙に印刷して切る
図ー1 縁あり

 ここでいう「縁なし印刷」とは、「図-1縁あり」のようにチラシ画面の縁に白い紙の色が出ている印刷ではなく、図-2のようにチラシ紙面全体に下地の模様や画像等が印刷されている状態を言っています。


図ー2 縁なし

印刷会社で「縁なし印刷」をする場合、一回り大きな紙に印刷後、紙を裁断してA4の大きさにするという手順を踏むために、入稿する側はA4の紙の大きさプラス上下左右に3mmずつの「塗り足し」を作って入稿します。

従って、A4(297×210mm)横のチラシを作る場合の原稿の大きさは、
297+6mm×210+6mm=303mm×216mmと言うことになります。

これは通常のワープロのA4用紙設定などを使えないため、慣れない方には面倒な作業となります。

2.方法その1 「塗り足しなしの原稿」をコメントで伝える

本来の方法は3.のように「塗り足し」のある原稿を作って入稿するのですが、原稿を作成するソフトによってはなかなか面倒であったり、私共素人には少し敷居が高い部分もあります。

最近は印刷会社によっては「塗り足しなし」の原稿を微妙に引き延ばして印刷してくれるところもあります。原稿の引き延ばしを希望する場合は、入稿時のコメント欄やその他の手段で伝えます。

この方法は厳密な原稿を作る際には問題があると思われますが、取り組みのし易さから、少部数チラシを作る際には現実的な方法でもあります。

3.方法その1 つづき   「トンボまで引き延ばして下さい」

やること

  1. A4の下地全面に画像や模様のある原稿を作り、入稿する時のコメント欄(ほとんどの会社である)に「塗り足しなしの原稿ですが、トンボまで引き延ばして下さい」と伝える。

気をつけること

  1. 引き延ばすために当初原稿とは微妙に異なる原稿になること(おそらく分からない程度)を承知する
  2. 図ー3 3㎜の余裕
    3ミリ以上内側に原稿を書く(重要)……引き延ばしして印刷し裁断した際に、文字や切れてはまずい画像などがないように、フチから最低3ミリ内側に原稿を作ります。図-3
  3. 名刺やポイントカード作成の場合は、文字や画像を縁のギリギリまで置きがちなので特に注意する。
  4. 対応していない会社もある……印刷会社に電話やメールで事前に確認を。
  5. こうしたサービスは基本的に無料のようですが、料金が発生する会社もあるようです。事前に確認を。
  6. 小さな急がない印刷物があれば、出稿の練習をして見ることをお勧め
以上の事柄は印刷会社アルプスPPSの電話相談で確かめました。
塗り足しの実際 トンボ トリムマーク

「塗り足し」についてはこのページも参考になります……第七回 仕上りサイズより大きい紙で出力するのはなぜ?(OKIデータ)

図-4 図-5 図-6

イラストレーターなど印刷出稿に対応したソフトなどでは、A4の枠を作り「トリムマークを作る」を選択すると、周囲に 図-4 のようなマークができます。トリムマーク、またはトンボと呼ばれて、原稿を作る時の基準線になります。印刷会社が印刷後に紙を裁断する場合の基準線でもあります。

その意味は図-5 のように用紙の縁(裁断線)(青い線)、塗り足し部分(赤い線・ここまで塗り足しをしておく)となります。さらに裁断線の3ミリ以上内側に文字などの原稿を置きます。


西鉄 紫駅
にしてつ通り商店街の地図